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筋温とパフォーマンスについて

パフォーマンス(pf)向上を支えるスポーツ医科学専門誌「月刊トレーニング・ジャーナル」No.390より筋温上昇方法の違いが下肢運動機能に及ぼす影響について書かれた修士論文の内容について気になった部分のみ乱暴に抜粋。(実験の詳細についてはかなり割愛しているので詳しく知りたい方はぜひ本を買ってくださいませ)

ウォーミングアップ(W-up)に何分かけるか?これは季節や服装などによっても変わるし、動きとの関わりで神経系などの影響もあると思うが、そのチェックするキーワードとしてひとつは筋温がある。

W-upの目的は大きく分けて2つ。競技力の向上、傷害予防。これらの効果を得るための共通する要因として筋温や体温の上昇がいうキーワードがあがる。
運動に適した筋温は39℃になったときにpfが高いのではないかということが最近では言われている。筋温上昇がpfに有益であることは明らかだが、筋温上昇方法の違いがpfに及ぼす影響を明らかにすることを目的に実験を行った。

筋温上昇方法は一般的W-upと受動的W-upとした。(一般的W-upは設定筋温に上昇するまで60~70%VO2max強度の走運動を行う。受動的W-upは各筋温条件まで、下肢全体をホットパックで加温し、走らずに筋温を上げた。測定するpfは、スクワットジャンプパワー、立位ステッピングテストの2つ)
pf測定では筋温の上昇に伴い、pf向上が得られる結果となった。次に同筋温条件の場合、一般的W-up条件のほうが受動的W-up条件よりも優位に高い値を示した。単純に考えれば運動刺激があったことにより神経系へ影響しpfに大きな影響を与えたのではないかと考えられる。

筋温を上げるのに、実際に走った場合にどれくらいの時間がかかったかについては、38℃まで上げるのには約16分を要した。ただし、被験者によっては20分以上かかっている。このような個人差は筋量の違いから生じた現象と考えられる。

休息時間における筋温変化
競技と競技の間に休息時間が設けられることもある。このような休息時間の筋温変化がpfに及ぼす影響について明らかにする。
実験の結果、安静30分後の筋温がW-up前の筋温まで低下することはなかった。次に、測定時の筋温が高いほど低下が大きくなる傾向がみられた。3つ目に測定時の筋温が同じであれば、一般的W-upのほうが筋温低下が少なかったことがわかった。

結論
競技前に受動的W-upはあまり勧められないが、筋の保温を行う手段としては有効である。一般的W-upによって筋温を充分に上昇させたあと、競技までの休息時間などに受動的W-upを活用することが重要である。W-upによる筋温の上昇は45~90分持続されると考えられる。
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